TED トークとは,ニューヨークに本部を置く NPO 団体である TED (Technology Entertainment Design) が主催する講演会で,有名無名を問わず様々な分野の専門家によるプレゼンテーションが行われている.
本書では,それらのプレゼンテーションで用いられているプレゼンの技法を詳細に解説している.
本書の内容と構成
目次
第1章 TEDの使命第2章 トピックを選ぶ
第3章 キャッチフレーズを作る
第4章 スピーチを成功させる「紹介の秘訣」
第5章 スピーチのはじめ方
第6章 スピーチの本論とつなぎ
第7章 スピーチの締め方
第8章 ストーリーを語る
第9章 スピーチを成功させる言葉の使い方
第10章 スピーチにユーモアを盛り込もう
第11章 身体を使ったコミュニケーション
第12章 印象的なビジュアル効果
第13章 恐怖心を克服しよう
第14章 本を置いて話しはじめよう
本書では,TED の運営者がプレゼンターに示すガイドライン(「TEDの十戒」) をもとに,それらの項目を「内容・ストーリー・構成」と「伝え方とスライドデザイン」の 2つのカテゴリーに分けて解説している.
すなわち,核となるメッセージをひとつ見つけ,それを短いキャッチフレーズとして伝えること,実際のスピーチのはじめ方・締め方・聴衆のテンションをコントロールするやり方,さらにはプレゼン中の身体の使い方や印象的なビジュアル効果に至るまで,プレゼン全体を通しての”ハウツー”が実際の TED トークの事例とととともに詳細に解説されている.